何故かリリースできない。
かれこれ1年半くらい弄りまわしている曲があったりする。 これは一度リリースしてはいるのだが、以降も尚微調整を続けている。
といっても、曲の骨子に全く変更はなく、録音やミキシング、マスタリングを延々とやり直し続けている。
(諸説あるが一応)トラックメイキングが本業の活動をしているのに、エンジニアリングの部分が今までおろそかだったと思う。 最初期の無自覚に音を割りまくっていた時期に比べればまあ、年々マシにはなっているのだろうけど。
他にインターネットを通じてやりたいことがない場合は特にだが、新曲を出さないとオンラインでの存在感がなくなっていくのは分かっている。 ひとまずこれでいいということにしている。 その分SNSを頑張ったり、空白を埋めるために別のことに手を出す時間もエネルギーもない。
なんだかんだ音のエンジニアリングをちゃんとやるのは面白い。 ブラインドテストでギリギリ分かるかどうかの改良を積み重ねていくと、最終的に聴覚体験が明らかに良くなっているのを感じる。
ただ、同時にプラシーボかもしれないという疑念は常にあるので、制作過程を知らない人格をインストールして判断できたら一番良さそう。 当分は無理なのだと思うが。